歯周病のお話です。/北千住の歯医者さんのお話

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歯周病のお話です。/北千住の歯医者さんのお話

2016年10月29日

かつては歯槽膿漏といわれていた歯周病は、日本人の30~40歳代の80%以上が罹患している国民病です。この歯周病はむし歯のように歯を溶かしてその形を壊すのではなく、歯を支える周囲の骨や歯根膜などの周辺組織を壊していく病気なのです。

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【  原因はプラークだけ?  】

歯周病の原因はむし歯と同じプラークです。このプラークが歯のまわりに付着してしばらく経つと菌が増殖し、歯肉や歯を支える骨などに次第に攻撃するようになります。このプラーク耳かき1杯の中に微生物が30億匹以上棲んでいます。厄介なことにプラークは歯ブラシなどで取り去らなければどんどん増え続けていくのです。

このプラークが歯周病を引き起こすわけですが、そのほか、遺伝的にかかりやすい体質の人や喫煙やストレス、食べ物の好みなどが複雑に関わりあっています。なのでプラークだけを取り去るだけでは完治しにくいのです。糖尿病、心臓病、高血圧や肥満などの生活習慣から来る病気にたいしての改善も必要なのです。

歯周病の初期段階の歯肉炎

健康な歯と歯肉の境目にプラークが付着すると歯の周りに炎症を引き起こします。歯肉炎です。歯肉が赤く腫れたり、触ると少し血が出たりします。この歯肉炎の段階でプラークを歯みがきで磨き落とせば健康な歯肉に戻すことができます。しかし、放っておくとプラークは唾液や血液と結びついて歯石になります。歯石は歯ブラシで取ることはできないです。歯医者さんの専用の器械で初めて除去する事が可能になります。

やがて歯肉炎は歯周炎に 】

歯肉炎をさらに放っておくと歯周炎へと病気は進んでしまいます。歯と歯ぐきの隙間には歯周ポケットと呼ばれる隙間が形成され、そこにプラークが入り込んで歯石を作り炎症が拡大します。炎症が進むにつれて歯の周りを取り囲んでいる骨が溶け、やがて歯はグラグラし始めます。さらに歯周炎が進みますと歯肉からの出血や排膿、口臭などが顕著になってきます。

歯周炎を放置した先には。。。

腫れを繰り返しても痛み止めを飲んだりして何の手立てもしないで歯周炎を放置した歯肉は、熟れすぎたトマトのようにジュクジュクになっています。もはや歯槽骨と呼ばれる歯を支えていた骨は溶けての最後は何かの拍子に抜けてしまうのです。それも1本ではなく、将棋倒しのようにバタバタと痛みも無かったりして。揺れには気が付いていても延ばし延ばししたのツケは、大切な御自身の歯の喪失という、もう二度と戻ることはできない事実を我々に突きつけるのです。こうならないためにも、綾瀬付近、北千住の佐野歯科医院では歯周病の予防に取り組むことを真剣に推進しております。

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当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私達にお話しして頂けたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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