大人の歯のお話。永久歯って❓/北千住の歯医者さんのお話です
2016年09月22日
6歳くらいから徐々に生え始めて、乳歯と世代交代してゆく大人の歯。大人の歯である永久歯とは、一体どんな特徴があるのでしょうか?
【 永久歯の数は? 】
永久歯が生えてくるのは6歳頃からで、すべて生えそろうのはだいたい15歳ぐらいです。永久歯の数は、親知らずを除くと上下14本づつで上下合計で28本になります。この永久歯の生えてくる順番は、まず乳歯の一番奥の歯の後ろ側に6歳臼歯が生えその後に乳歯の前歯、横の歯と生え替わり最後に6歳臼歯の奥に一番後ろの歯が生えます。
【 永久歯の特徴 】
永久歯は生え揃ったら二度と生えてきません。乳歯が虫歯になってもまだ挽回の余地がありますが、永久歯はそれ故大切に常に健康な状態を保ちながら使って行かなければならなのです。
永久歯の色は乳歯が白っぽいのに対して黄白色を呈します。歯の大きさは乳歯と比較すると大きいものが多いです。また歯ぐきから顔を出している歯の頭の部分(歯冠)の高さが乳歯よりも高いのが特徴です。また、歯の中の神経が通っている部分である歯髄腔は、乳歯の大きさに比べて狭いです。
永久歯の歯ならびには、歯が生えそろった後には歯と歯の間にはすき間がありせん。乳歯の歯根曲がったり大きく開いていましたが、これは後から生える永久歯の歯胚があったためでした。しかし永久歯は乳歯と入れ替わった後も抜けることなく口の中にあり続ける必要から、前歯の根も奥歯の根も乳歯よりも太くてがっしりしています。
このように様々な面で乳歯よりもタフな永久歯ですが、重度に進行してしまった虫歯や歯周病及び外傷などによってなくなることがあります。なくしてしまったら永久歯はもう二度と生え替わることはありません。なので普段から歯磨きをキチンとして口腔内を清潔に保ち、予防に努めることが大切です。
また、虫歯や歯周病には必ず色々なサインがあります。鏡で覗いたり食事の時などに「いつもと何だかちがうな〜」と思ったら、歯医者さんで診てもらいましょう。
北千住の佐野歯科医院では、定期的に来院して頂きながらお口のお掃除や虫歯のチェックを行う予防歯科を推進しております。