味覚の異常に関するお話/北千住の歯医者さんのお話

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味覚の異常に関するお話/北千住の歯医者さんのお話

2016年12月11日

みなさんの中には、以前は美味しく感じたごちそうがそうでなくなったり、味が変わったように思えたりさらには味自体が感じなくなくなったりしたことはありませんでしょうか?もしかしたら味覚障害かも知れません。今回は味覚障害のお話を紹介します。

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味覚異常の仕組み 】

舌の働きについては以前お話しいたしましたが、その中で舌は味を感じる器官であると申し上げました。舌には味蕾という味を感じるところがあります。味蕾の中に存在する味細胞が甘い、辛い、酸っぱい、塩辛いなどの刺激を受けるとその刺激を、神経を伝わって脳の味覚野に伝達します。この流れのいずれかに異常をきたすことで味覚障害が現れるのです。

味覚障害脳の原因として食生活の変化、全身疾患、薬物の副作用、精神的ストレスなどが考えられます。いろいろな原因で舌そのものや口腔粘膜上皮が変化すること及び、炎症によって味覚が変化することもあります。具体的には舌苔と呼ばれる舌の表面に付着する乳白色の苔のようなものの蓄積とか、感染症や外傷などによる舌炎、口蓋扁桃部周囲の炎症などがあります。

バランスの取れない偏った食生活によって味覚障害を起こすことがあります。ファストフードなどばかり食べていると、亜鉛の摂取量が低下して味覚障害を引き起こすことが知られています。若者たちに多いのが、無謀なダイエットです。また刺激性のある激辛な食べ物の大量摂取による味蕾の減少による味覚障害もあります。

お飲みになられているお薬の副作用として味覚障害をおこすものがあります。例えば血圧を下げる降圧剤や利尿剤などの一部がこれに当たります。肝臓病や糖尿病、口腔粘膜のヤケドや妊娠も味覚障害を引き起こす可能性があります。近年の研究では精神的ストレスやタバコ、お酒のような嗜好品も味覚に影響を与えることが示唆されております。

自分はもしかしたら味覚障害かもしれないと思ったら、大学病院などで味覚検査をしてもらいましょう。そしてその原因を突き止め、適切な治療を受けることをオススメ致します。

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