病気の好発部位/北千住の歯医者さんのお話です。
2017年01月8日
お口のなかに出来る病気にも、それぞれできやすい場所があるようです。今回は病気の発症しやすい部位についてのお話をしましょう。
【 顎骨 】
いわゆる上あごや、下あごのことです。よく聞くのが骨折などの外傷です。外傷で顎の骨が折れたり、ひびが入ったりします。また顎の骨の中に腫瘍や嚢胞ができると骨は溶けて穴があいたようなエックス線像を示すこともあります。骨の内部には、骨髄があってそこにばい菌が入ると骨髄炎になることがあり、注意が必要です。
【 顎関節 】
上顎と下顎をつなぐ部分で、耳の穴の少し前にあります。 上下のあごを包んでいる蝶番の部分です。食べ物を咀嚼する際に、様々な筋肉が働きあってコントロールされています。噛み合わせの不調などがこじれますと変な音がしたり、痛みが出たりして上手く動かせなくなり、場合によって顎関節症になります。
【 粘膜 】
口腔粘膜には角化層が無いから、歯ブラシで強くこすると口内炎ができます。口腔粘膜には全身疾患の1症状があらわれることがあります。
【 歯や歯髄 】
歯は体の中で最も硬い部位ですが、むし歯に取り付かれると次第に歯は溶けてしまいます。そして痛みが出たりもろくなって歯が崩壊してしまいます。歯髄は歯の中にある、神経組織と血管やリンパ管その他の組織で構成されているものです。むし歯が進み細菌が歯髄組織の中まで感染が波及すると痛みが出たり、さらに歯髄壊死や壊疽を起こすことがあります。
【 歯周組織 】
歯のセメント質、歯根膜、歯槽骨および歯肉といった歯を支える組織のことです。プラークが歯の周りに停滞し歯周病菌が活性化し歯周病になると、炎症によって次第に侵され壊されて、歯が自然に抜けてしまうことになります。また、歯肉には腫脹ができることがありまた歯根の先端に嚢胞をもつことがあります。
【 舌 】
舌には味覚を感じる場所があります。発音の際には活発にうごかします。食塊を上手に送り飲み込む手伝いをします。舌に咬み傷をつけたり火傷すると、これらのことに支障が生じます。舌にはその他腫瘍や潰瘍など様々な病気が生じたりと、かかる病気はさまざまです。
北千住の佐野歯科医院では、様々な疾患に対して柔軟に対応するようにご用意いたしております。