歯の数がちがう‼️/北千住の歯医者さんのお話です。
2016年12月1日
みなさんの中には大人の歯がなかなか生えてこなかったり、結局大人になっても生えなかった人やよく数えてみたら歯の数が多い人とかがいらっしゃったりします。今回はこの様な歯の数の問題についてお話ししましょう。
【 歯が遅れて生えてくる原因 】
体全身の問題として、歯が造られる時期に病気にかかってしまい発育が遅れる場合があります。顎の骨自体が厚すぎると、歯が育っていたりしても萌出してくるまで時間がかかることもあります。また歯の生える位置が本来あるべき位置とは全く異なるところにあると萌出遅延ばかりか顎骨にとどまる埋伏歯になる場合もあります。乳歯がいつまでも残っていると永久歯の生える道を邪魔してなかなか生えてこれなかったりもします。
【 歯の先天性欠如の原因 】
もともと完全な状態に生えてこれず斜めに埋まってしまう場合があります。親知らずが腫れてきたり痛む原因などがこれに当たります。智歯の他、側切歯、小臼歯などにも先天性欠如はみられます。似たようなケースとして、歯のサイズが小さく生えてくる矮小歯があります。一種の退化現象と考えられています。
【 歯の過剰歯の原因 】
人間の歯の数は通常、親知らずを含めても上下合わせて32本です。それ以上ある場合を、過剰歯と呼んでいます。原因不明な場合が多く、歯の種の段階で何らかの原因で種が幾つかに割れて別々に歯が生えてくる場合や埋まったままのケースがあります。通常は痛くなければ放っておいたりしますが、歯並びにひどく影響する場合や痛みがでてしまったケースでは過剰歯を抜歯することもあります。
いずれのケースでもご自分で判断せずに歯医者さんにご相談されることをオススメ致します。エックス線などにより歯だけでなく、顎骨の状態を調べることでより予見性の高い原因究明が可能となるからです。
北千住の佐野歯科医院では、歯の数の異常についてエックス線などにより総合的に診査診断を行うことを推奨しております。