口内炎って何だろう❓/北千住の歯医者さんのお話です。
2016年12月21日
みなさんの中には、歯ぐきや口の粘膜がしみてしかたがないような経験をされて困られた方がいらっしゃるんじゃないかと思います。今回はそういった口内炎についてのお話をいたしましょう。
【 口内炎の症状 】
口内炎とは、口の中に複数の炎症がある状態を言います。その中には、疱疹性(ヘルペス性)口内炎やワンサン口内炎、再発性アフタなどがあります。その症状は口腔粘膜や歯肉部にただれ(びらん)やクレーター状の盛り上がり(潰瘍)、水泡、白斑および紅斑などがみられます。触ると強い痛みを感じたり発熱を伴うこともあります。
口内炎の症状によりお口の中が痛むため全体が汚れていくので、さらに症状が悪化してますます栄養不足など全身が疲れたりすることにつながります。
【 口内炎の原因とは? 】
原因はさまざまです。ウィルスやスピロヘータなどの感染によるものや、慢性的な外傷によるもの、自己免疫疾患によるものおよび原因が不明のものもあります。再発性アフタは頬や口唇および歯肉などに見られる口内炎です。最初2ミリほどの小さな口内炎が複数つながり、やがて大きくなると激しい接触痛を起こします。放置しても1〜2週間ほどで治っていきます。アレルギーやストレス、または適合の悪い修復物や歯のとがったところに粘膜が傷つけられることでも起きることがあります。
【 治療方法は?】
原因を突き止めて、対応します。合っていない被せ物などは作り直ししたりすることもあります。歯がとがって粘膜を傷つけている場合には先を丸めたりして改善をはかります。原因がよく分かっていないアフタの場合はステロイド軟膏の塗布や、含嗽薬で患部をきれいにして回復を待ったりします。症状が落ち着くまでは刺激のあるもの(コ-ヒ-、たばこ、柑橘類など)は避けましょう。北千住の佐野歯科医院では、患者さんのご要望によっては炭酸ガスレーザーによるアフタの蒸散もおこなっております。
あまり再発を繰り返すようでしたら、全身の免疫力の低下を疑ってみるのも良いかもしれません。