子供の歯のお話。乳歯って⁉️/北千住の歯医者さんのお話です
2016年09月19日
子供の歯のお話。乳歯って⁉
お子さんの成長にとても大切な乳歯とは、どんな特徴と役割があるのでしょうか?
【 乳歯の数は? 】
乳歯が生えてくるのは、出産後6ヶ月から8ヶ月ぐらいです。すべて生えそうのは3歳ぐらいです。
乳歯の本数は上下で10本づつ合計で20本で、その萌出は前歯から始まり、その後奥歯が生えてきます。赤ちゃんの歯が下の前の部分に初めて生えてきたのを見て、大喜びした経験をお持ちの方がいるかもしれませんね(^_^)
【 乳歯の特徴 】
一般に乳歯は、大人の歯が生えそろうまで、話したり、飲んだり、食べたりなどを通して頭の骨の成長や脳の発達を助けたりします。
乳歯の色は、永久歯のそれが黄色っぽいのに対して青白い色をしています。
歯の大きさは、永久歯より小さく、特に歯肉から顔を出している歯の頭の部分(歯冠)の高さが低いのが特徴です。
また、歯の中の神経が通っている部分である歯髄腔も、歯の大きさに比べて広くなっています。
加えて乳歯の歯と歯の間に生理的なすき間があります。霊長空隙や発育空隙という隙間です。これは後から乳歯より大きな永久歯が生えてくる際のスペース確保のために必要なすき間なのです。なので、乳歯の歯ならびを見て隙間が空いていても心配いりません。
また、乳歯の根の近くには永久歯の歯胚があり、それが成長するに従って乳歯の根が吸収していきます。そのために、乳歯の前歯の根は中央から先が唇側に曲がり奥歯の根は大きく開いています。
乳歯は確かに永久歯と生えかわります。だからと言って大切にしなくても良いということはありません。歯磨きをキチンとして、乳歯たちが自然にその役割を終えることができるように、ケアすることが大切です。北千住の佐野歯科医院では、お子様の歯ならびと虫歯を定期的にチェックをしながら、お子様自身がひとりでもキチンと磨けるブラシング指導を行っております。