齲蝕って何❓/北千住の歯医者さんのお話です。

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齲蝕って何❓/北千住の歯医者さんのお話です。

2016年10月14日

最初、歯の表面の溝付近に穴があき、やがて穴はどんどん深く広がっていきます。すると徐々に冷たいものや熱いものがしみるようになります。最後には眠れないような激痛が走り、水を口に含んだ方が楽になるような状態になり、やがて歯はぼろぼろと崩れはじめていきます。これが、齲蝕(むし歯)です。

硬いはずの歯の表面なのに、どうしてこんなことになるのでしょうか?なにやらプラーク(歯垢)が悪さしているようです。

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歯を溶かすプラーク

プラークは、歯に付着した細菌などの微生物の塊です。そして、むし歯菌と呼ばれているストレプトコッカスミュータンス菌〈ミュータンス菌〉が酸を産生して、歯の構造からカルシウムイオンやリン酸イオンなどの硬い成分を徐々に奪う働き(脱灰)をするのです。この脱灰現象がひとたび起こると、硬い緻密な歯の表層のエナメル質の構造が崩れてやがて穴になっていきます。つまり、プラークが歯に付着することからむし歯は開始されているのです。

4つの輪

では、誰の口の中にも必ず齲蝕はできるのでしょうか?いいえ、そうではありません。むし歯が作られるには、次の4つの要素の条件を満たすことが必要だということが知られています。1まずはショ糖が口の中に存在すること。2次にミュータンス菌をはじめとするむし歯菌が口の中にいること。3さらに歯があること。そして最期に、4歯が脱灰されるための時間があることです。このどれが欠けても、齲蝕にはならないのです。

むし歯予防の秘訣とは⁉️ 】

簡単にいえば、これら4つを同時に重ならないようにしてあげることです。たとえばショ糖を含む食べ物や飲み物を摂らなければプラークが作られることはなく、むし歯もできません。また、ショ糖をたくさん摂って歯の表面にプラークが作られても、脱灰がおこる前に、歯みがきなどでプラークを取りきってしまえば、それ以上むし歯が進むことはありません。言い換えれば歯ブラシの毛先でむし歯菌の巣であるプラークを破壊し、むし歯ができやすい環境をこわしてしまえばむし歯は予防できるのです。近年、むし歯菌そのものを減らす3DS療法なども開発されております。これらを踏まえ、北千住の佐野歯科医院では、これら3DS療法やブラッシングの効果的使用法の紹介をはじめ、患者様ひとりひとりに合った むし歯予防を提案し、予防歯科を推進しております。

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